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title: "Blueskyの眺め方 初版"
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date: 2024-02-09T21:00:28+09:00
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draft: true
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tags: ['essay', 'tech']
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## はじめに
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本エントリは分散型SNS「Bluesky」の基礎的な理解を促す目的で執筆された文章である。初版は2024年2月に作成され、以降は僕の気分次第で改訂するかもしれない。主に登録自由化以降に初めて参加した新規ユーザを対象にしている。本エントリを通じてTwitterと似ているようで違うBlueskyの輪郭がおぼろげにでも伝わってくれるとありがたい。
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## Blueskyの現状
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2024年2月現在、Blueskyは現行の競合はおろかXと比べても多くの部分で機能的に劣っており、中には運営陣の開発方針から今後も実装される見込みが極めて低いものも存在する。それぞれの違いを下図にて表した。
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<図>
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この通り、BlueskyにはDM(ダイレクトメッセージ)もなく、非公開アカウント設定もなく、投稿範囲を限定することもできない。さらには被ブロックの数なども実質的に公開されていて外部ツールを用いれば瞬時に把握可能な仕組みになっている。たとえ見かけが古き良き頃のTwitterに似ているといっても、その中身は透明性を至上命題とする運営陣の強い設計思想に基づいている点に留意しなければならない。
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一方、ルールを守れば欧米に拠点を置く企業のSNSにしては極めて開放的な利用規約に基づいていると言える。というのも、初期状態では暴力・性的な投稿が非表示に設定されているが、これらは平易な年齢設定(生年月日を入力するだけ)ですべて可視化できる。つまり、運営陣は暴力ないし性的な表現が流通することを**前提として**認識しており、投稿自体を妨げるつもりはない姿勢がうかがえる。
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そのルールとは投稿時にCW(コンテンツウォーニング、閲覧注意)の設定を施すことである。基本的にはコンテンツに適したジャンル設定がされてあればR-18G(拷問、性交を含む極めてグロテスクな表現)も許可されるようだ。実際、日本国内では違法の無修正裸体画像も割とカジュアルに出回っている。
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すでに各所で報じられているように水着の二次元イラストでアカウント停止処分(BAN)を受けたり、投稿を削除されるといった処置に直面したユーザは、ほとんどの場合このルールを守っていなかった点に起因していると考えられる。僕の知るかぎり、黎明期の頃から頻繁にマニアックの真髄を極めたえちち画像を上げている骨太の絵師が何人かいるが、彼ら彼女らはまだ一人もBANされていない。
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ただし、何事にも例外はあり、ローティーン以下に見える(すなわち幼児に見える)人物画のアダルトコンテンツは明確に禁止されている。同様に、人種差別をはじめとするマイノリティへのいかなる差別行為も厳格に規制されているため、これらのコンテンツを嗜好するユーザは他の場所を探した方がお互いにとって望ましいだろう。
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また、冒頭の説明に「分散型SNS」との題目を用いたが、現行のBlueskyはまだ分散化しておらず今はXやIngstagramと同じく中央集権型のSNSとして運用されている。したがって、前述の利用規約についての説明はBlueskyのすべて当てはまるわけではなく、あくまで分散化される以前のサーバにのみ適用されているものだと理解しておく必要がある。
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## 手始めにしておくと嬉しい設定
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ここでの説明は公式Webクライアントの仕様に則るものとする。
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