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Rikuoh Tsujitani 2024-11-05 10:09:13 +09:00
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commit acda11c5ad
Signed by: riq0h
GPG key ID: 010F09DEA298C717

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@ -27,7 +27,7 @@ tags: ["tech"]
してみると、AmazonがOasis、過去にはVoyageといったボタン付きKindle端末をことごとく葬ってみせた背景には、ハードウェア性能の向上によって物理ボタンの需要が消失する予測――もちろん物理ボタンの製造コストを減らしたい意図も多分に含まれていたにせよ――があったのではないかと思う。今時、スマートフォンに物理ボタンを付けろなどと誰も言わないように、十分にレスポンスが良ければE-ink端末にも不要なのは自明だ。
E-ink端末の最大の利点とされるバッテリー持ちもますます進歩した。僕は公称の条件より抑制的にバックライトもWi-Fiも切って使用しているため、毎日1時間くらい読書しても1、2ずつしか減らない。減少ペースが一定だとしたら看板に偽りなく本当に数ヶ月は充電しなくて済むのだろう。
E-ink端末の最大の利点とされるバッテリー持ちもますます進歩した。僕は公称の条件より抑制的にライトもWi-Fiも切って使用しているため、毎日1時間くらい読書しても1、2ずつしか減らない。減少ペースが一定だとしたら看板に偽りなく本当に数ヶ月は充電しなくて済むのだろう。
その一方で、課題もなくはない。Kindle Paperwhiteは今やずいぶん高価な端末となった。僕が12年前に初めて買ったPaperwhiteは1万円足らずで手に入った。画素数が300ppiに向上して「紙同様」と謳われた2015年モデルはいくらか値上がりしたが、せいぜい1万4000円程度だった。それが現在では、なんと2万7980円。絶妙にごまかしているがほぼ3万円と言っていい価格帯だ。きょうび、3万円も出したらそこそこちゃんとしたAndroidタブレットが買えてしまう。