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Rikuoh Tsujitani 2023-10-16 20:51:14 +09:00
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@ -34,7 +34,7 @@ tags: ['essay']
この概念に基づく世界では各国、各組織が「戦略級魔法少女」を「保有」していると考えられる。なぜなら、歴史的に積み上がった文脈に倣うのなら昨今の魔法少女は圧倒的に強い。もはや一個師団よりも戦闘機よりも戦艦よりも強い。魔法少女の軍事的なプライオリティは相当に高いと考えられる。
そんな事実上の大量破壊兵器を適切に運用するには、命令に基づく武力の行使が唯一の役割だと説き伏せ、必要に応じて指示に従うよう洗脳しなければならない。そのためには膨大なリソースを割くことも厭わないだろう。なにしろ「戦略級」と呼び表すだけあって、一人使えるか使えないかで戦況が大幅に変わってしまうからだ。
そんな事実上の大量破壊兵器を適切に運用するには、命令に基づく武力の行使が唯一の役割だと説き伏せ、必要に応じて指示に従うよう洗脳しなければならない。そのためには膨大なリソースを割くことも厭わないだろう。なにしろ「戦略級」と呼び表すだけあって、まともに使えるか使えないかで戦況が大幅に変わってしまうからだ。
魔法少女を管理する人間も、善悪の彼岸を軽々と飛び越えられる常人離れした傑物が相応しい。そういった「管理者」にまんまと懐柔されて信頼、さらには恋慕に近い感情さえ抱く戦略級魔法少女は、彼ら彼女らの期待に応えるべく敵国の豚どもを杖一つで肉片に変え、同種の魔法少女をも笑顔で八つ裂きにせしめるのである。