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もの自体はなくもない。文房具ブームが再燃するたびに、各社がこぞって競合製品を打ち出してきた。アピカの「Premium C.D. NOTEBOOK」や中村印刷所の「水平開きノート」、かつては無印良品もハードカバー仕様のノートを出していた。最大の問題は、そのどれもがわずか数年で廃盤を余儀なくされているところに尽きる。一旦ブームに乗っかってみたはいいものの、思いのほか採算が悪くて諦めざるをえなかったのだろう。
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今時、あえて手書きで日記をつけるからにはなるべく帳面も手に馴染ませたい。となると、これと決めた代物が突然買えなくなるリスクを考慮しなければならないのはたいへん気が重い。対して、モレスキンには現行の製品を四半世紀以上も売り続けている実績がある。長期の継続は短期の品質に勝ると認めざるをえない。
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今時、あえて手書きで日記をつけるからにはなるべく帳面も手に馴染ませたい。となると、これと決めた愛用品が突然買えなくなるリスクを考慮しなければならないのはたいへん気が重い。対して、モレスキンには現行の製品を四半世紀以上も売り続けている実績がある。長期の継続は短期の品質に勝ると認めざるをえない。
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とはいえ、やはり紙質の悪さはいかんともしがたい、と悩んでいたところへ素晴らしい製品が目に留まった。銀座ロフトの一角を占領せしめていたそれは **LEUCHTTURM1917(ロイヒトトゥルム1917)** と言う。同名の老舗ドイツ文房具メーカーが2005年に売り出したノートらしい。日本では2008年頃に流通しはじめ、2017年以降にバレットジャーナルブームを受けて販路が急速に拡大したようだ。
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