From cb323e5f74680f01e3898092c2582ad4e0ce3eab Mon Sep 17 00:00:00 2001 From: Rikuoh Date: Sat, 23 Mar 2024 23:03:47 +0900 Subject: [PATCH] fix --- content/post/たとえ光が見えなくても.md | 2 +- 1 file changed, 1 insertion(+), 1 deletion(-) diff --git a/content/post/たとえ光が見えなくても.md b/content/post/たとえ光が見えなくても.md index ae0bd89..32bdccd 100644 --- a/content/post/たとえ光が見えなくても.md +++ b/content/post/たとえ光が見えなくても.md @@ -5,7 +5,7 @@ draft: true tags: ['novel'] --- -今でも思い出に残っているのは、指先に残るわら半紙の感触。言われるままにピンと立てた人差し指を滑らせると、横にいるお父さんが耳元に語りかけてくれる。「そうら、そこがゲオルゲン通りだ。そこを右に曲がると――」私は言葉を遮って大声で答えた。 + 今でも思い出に残っているのは、指先に残るわら半紙の感触。言われるままにピンと立てた人差し指を滑らせると、横にいるお父さんが耳元に語りかけてくれる。「そうら、そこがゲオルゲン通りだ。そこを右に曲がると――」私は言葉を遮って大声で答えた。 「レオポルト通りね! おしゃれなお店がいっぱいあるの」 「そうだ、いつかお前もそこで立派なドレスを買ってもらえるようになる」  耳の奥底からあまりにも聞き慣れすぎた高周波音が徐々に近づいているが、まだ私は喋っている。