From af2e1306e8324b6457f8ed659ecb984f22ae8070 Mon Sep 17 00:00:00 2001 From: Rikuoh Date: Wed, 10 Jul 2024 20:50:30 +0900 Subject: [PATCH] fix --- content/post/星新一をくれたお巡りさん.md | 2 +- 1 file changed, 1 insertion(+), 1 deletion(-) diff --git a/content/post/星新一をくれたお巡りさん.md b/content/post/星新一をくれたお巡りさん.md index 333a053..de03844 100644 --- a/content/post/星新一をくれたお巡りさん.md +++ b/content/post/星新一をくれたお巡りさん.md @@ -65,4 +65,4 @@ tags: ["diary"] その後、しばらく本には困らなかった。星新一の短編集は一冊あたりの分量こそ少ないが、ゆうに30冊以上もの巻数がある。短い夏休みが終わり、さらに短い秋が駆け足で通り過ぎても星新一を読み続けることができた。一寸、実体を得たかのように見えた背景はたちまち元の平坦さを取り戻し、代わりに僕の世界はますます奥行きを増して厚みを帯びた。 -やがて、心の中に強固なマイ国家が築かれた。何人にも決して侵されない脳裏にはにぎやかな部屋が作られ、そこには時に暗く明るいひとにぎりの未来が広がっていた。ところで、この日記には重大な嘘が含まれている。一つだけとはかぎらないし、最初から最後までまるごと嘘という顛末も大いにありえる。 +やがて、心の中に強固なマイ国家が築かれた。何人にも決して侵されない脳裏にはにぎやかな部屋が作られ、そこには時に暗く明るいひとにぎりの未来が広がっていた。ところで、この日記には重大な嘘が含まれている。一つだけとはかぎらないし、最初から最後までまるきり嘘という顛末も大いにありえる。