From 85311132e3aff9698a4b19c1f2616cbe3adac410 Mon Sep 17 00:00:00 2001 From: Rikuoh Date: Wed, 3 Apr 2024 21:05:52 +0900 Subject: [PATCH] fix --- content/post/コメディ専の彼.md | 2 +- 1 file changed, 1 insertion(+), 1 deletion(-) diff --git a/content/post/コメディ専の彼.md b/content/post/コメディ専の彼.md index e807f83..c0ce295 100644 --- a/content/post/コメディ専の彼.md +++ b/content/post/コメディ専の彼.md @@ -35,6 +35,6 @@ tags: ['diary'] 大勢がおちょくられ倒していた部屋の中で、彼が「いっぱいいっぱい」であろう、と判断した人間だったのだ。一件落着を経た後の彼はわずかに表情に翳りを見せて「ちょっとしくったな」とつぶやいた。彼はもう作品を書いていない。その瞬間、僕は曖昧模糊としていた基準の一端を垣間見た。以来、おちょくられるがままにしている。 -彼がなんの躊躇いもなくおちょくってくるうちは、僕はたぶん大丈夫だ。「いっぱいいっぱい」になっていない。感性が肉体から溢れ出していない。思考を持て余していない。もし、いつか僕がそうでなくなった時、きっと彼はとても優しくなるのだろう。 +彼がなんの躊躇いもなくおちょくってくるうちは、僕はたぶん大丈夫だ。「いっぱいいっぱい」になっていない。感性が肉体から突き出ていない。思考を持て余していない。もし、いつか僕がそうでなくなった時、きっと彼はとても優しくなるのだろう。 誰しも人には説明しようのない羅針盤を懐に潜ませている。言うまでもないが、この話は全部嘘だ。こんないけ好かないやつがのさばっていいはずがない。最後は必ず、語り主の華麗な一言にやり込められて押し黙る。……そうであるべきだろ?