diff --git a/content/post/mixi2(ツー)とか言っている場合ではない.md b/content/post/mixi2(ツー)とか言っている場合ではない.md index f469160..ada8367 100644 --- a/content/post/mixi2(ツー)とか言っている場合ではない.md +++ b/content/post/mixi2(ツー)とか言っている場合ではない.md @@ -44,7 +44,7 @@ TLを開くとDiscordやSlack、またはMisskeyに代表される絵文字リ そもそも初手からしてユーザ登録の導線設計がうまい。あたかもmixiの黎明期を彷彿させる招待制を謳いつつも、その実、一人のユーザが招待リンクを無制限に発行できるので参入障壁は事実上存在しない。それどころか既存のSNSのユーザに入口の役割を代行させ、招待を通じてFFを増加させられる機会を設けている。単に招待されたユーザでさえ、フォロー数0の閑散としたタイムラインでも押し付けがましいランダムフィードでもなく、既知のフォローを1人持った状態で開始できるのだ。 -その点で言えば、コミュニティ内の投稿がTLにまとめて流れてくるのも多くのユーザにはむしろ有益と捉えられる。パワーユーザには少々煩わしくとも、そうでない者に情報の網羅性の高さは魅力的に映る。明らかにSNSに手慣れた人間の手によって設計されているmixi2だが、このようにライトユーザへの気配りにとてつもなく長けている様子がうかがえる。 +その点で言えば、コミュニティ内の投稿がTLにまとめて流れてくる初期設定も多くのユーザにはむしろ有益と捉えられる。パワーユーザには少々煩わしくとも、そうでない者に情報の網羅性の高さは魅力的に映る。明らかにSNSに手慣れた人間の手によって設計されているmixi2だが、このようにライトユーザへの気配りにとてつもなく長けている様子がうかがえる。 極めつけはmixi2とかいう一見ふざけた名前だ。従来のmixiを単にリニューアルしただけでは成熟しきった入り込む隙間のない空間を想像させ、かといってまったく無関係な名前ではたとえ株式会社MIXIが運営していても直ちに招待リンクを踏んでもらえそうな信頼は得られない。mixi2というミームじみた名称のみが権威と刷新の両方を宣伝せしめられるのだ。