From 4db181cf3f6c283429d6ad58068a763eebe3d332 Mon Sep 17 00:00:00 2001 From: Rikuoh Tsujitani Date: Fri, 15 Mar 2024 13:40:27 +0900 Subject: [PATCH] fix --- content/post/たとえ光が見えなくても.md | 2 +- 1 file changed, 1 insertion(+), 1 deletion(-) diff --git a/content/post/たとえ光が見えなくても.md b/content/post/たとえ光が見えなくても.md index adc8b73..ea65c11 100644 --- a/content/post/たとえ光が見えなくても.md +++ b/content/post/たとえ光が見えなくても.md @@ -913,7 +913,7 @@ tags: ['novel']  少しごわごわとした食感になっていたけれど、たちまち口の中が豊かな甘味で満たされた。血の味以外のなにかを感じるのは本当に久しぶりだった。 「おいしいね」  私の耳が戦闘機から落ちてくるなにか捉えた。砲弾よりも、地雷よりも、ミサイルよりも、ずっとずっと大きくて重いなにかが、私たちに向かって降り注ごうとしている。リザちゃんが気づくほど大きい音ではない。けれど、私には分かる。 - 口の中の幸福を二で味わいながら、私はようやく自分の役目をまっとうしたことを悟った。 + 口の中の幸福を二人で味わいながら、私はようやく自分の役目をまっとうしたと思った。  幸せは、分けっこできるんだ。  たとえ光が見えなくても。