diff --git a/content/post/革探しの旅Ⅴ:革靴編.md b/content/post/革探しの旅Ⅴ:革靴編.md index 151ec7d..f13da12 100644 --- a/content/post/革探しの旅Ⅴ:革靴編.md +++ b/content/post/革探しの旅Ⅴ:革靴編.md @@ -41,7 +41,7 @@ tags: ['diary'] とはいえ、この選択は一番難しかった。どのUチップが自分に最適なのか毎日考えて眠り、起きて暮らし、ついにはいつでも頭の中に靴の先端が描画されるに至った。つま先のたった数センチのために僕の美意識が総動員されている。冷静に考えるとおかしい。だが、おかしいからこそ取り組み甲斐がある。およそ誰も気にしないであろう足元に、ごく限られた人間だけが弛まぬ熱意を込めているのだ。 -最後に、第四の選択は――まだあるのか?――ワークブーツである。今までに挙げた靴はどれもドレスシューズで、ウォーキングや野外作業などのアウトドアシーンには明らかに向いていない。そこで、遍く用途に適応するワイルドカード的な革靴がおのずと要請される。 +最後に、四足目は――まだあるのか?――ワークブーツである。今までに挙げた靴はどれもドレスシューズで、ウォーキングや野外作業などのアウトドアシーンには明らかに向いていない。そこで、遍く用途に適応するワイルドカード的な革靴がおのずと要請される。 そうした使い道ではローカットシューズよりも、ホールド感と強靭性を重視したブーツの方が望ましい。いわゆるワークブーツだ。革のワークブーツがあれば、それなりにファッショナブルであり同時に実用性をも満たすことができる。たとえば[レッドウィング](https://redwingheritage.jp/category/MEN/00875.html)はその分野において一世紀以上にわたり王者の地位を占めている。